クリスマス島海の塩 製品紹介

粉末 / クリスタル(100g)

クリスタル(60g入ミル)

製品概要

名称:食塩
原材料名:天日塩  
工程:粉砕
原産国名:キリバス共和国(クリスマス島)
生産者:キリバス共和国ライン&フェニックス諸島資源開発局

栄養成分表示(製品100g あたり)

  • エネルギー 0kcal
  • たんぱく質 0g
  • 脂質 0g
  • 炭水化物 0g
  • 食塩相当量 93.79g
  • カルシウム 340mg
  • カリウム 110mg
  • マグネシウム 340mg

※天日塩田に由来する爽雑物は製造工場にて除去しておりますがまれに商品に含まれる場合があります。必要に応じて除去してご使用ください。
売り上げの一部は、地球温暖化の被害を受けているキリバス共和国支援のため、寄付させていただきます。

クリスマス島海の塩の出来るまで

クリスマス島はキリバス共和国最東端太平洋の中央、赤道直下に浮かぶ南海の孤島です。灼熱の太陽と爽やかな貿易風によりクリスマス島の塩は美しく純白な結晶が出来上がるのです。

1.海水をサンゴ礁で出来た池に引き入れます

ミネラルをたっぷり含んだきれいな海水を小さなポンプ1台だけでサンゴ礁を掘って造ったプール状の池に引き入れます。

2.濃度の違う6面のプールへ海水を満たします

50メートル四方のプール6面に海水を満たします。6面のプールの塩分濃度は異なります。

3.各プールを経て塩分濃度が上がっていきます

6つのプールを経て6番目のプールの塩分濃度は極めて濃くなります。これを結晶池と呼びます。この池を3カ月間かけて結晶化させていきます。

4.3カ月晴天に恵まれれば、池は結晶に姿を変える

3カ月、晴天に恵まれると結晶池は純白に姿を変えます。かたい塩の結晶が出来上がります。

5.結晶の採取

3カ月をかけて結晶化した天然の塩田をステンレスの棒で砕きながらながら集めて製品化、倉庫へ格納し出荷します。

海の塩を生み出すクリスマス島の自然

 海の塩が作られる「クリスマス島」はキリバス共和国の島々のひとつで、ハワイの南約2,000キロにあります。人が住む場所としては日付変更線の一番東に位置するこの島は、世界で一番早く新しい朝を迎える島です。島全体がサンゴ礁でできており、近くに島がないことから海はどこまでも美しく、ダイビング、フィッシングでも世界的に有名です。また、島の近くに湧き上がる深層海流水が良質のプランクトンを育み、多くの魚や海どりたちが生息します。

 赤道直下の強い光と心地よい海風が、ミネラルをはじめとする栄養分豊かな海水を、煮ることなく、そして、何も加えることなく美しい海の結晶として作り上げます。「クリスマス島海の塩」はまさに自然の恵み、神の贈り物なのです。

クリスマス島は東京都の1/3の大きさの世界最大のサンゴ礁

 クリスマス島から東には7,500キロ離れたガラパゴス諸島まで、島ひとつない海がはてしなく続きます。クリスマス島は世界で一番大きなサンゴ礁で、そのサンゴ礁(島)の面積は東京都の1/3、淡路島やシンガポールに匹敵する大きさです。

 また、不思議な島の形によって、西から太平洋の豊かな南赤道海流をたっぷり迎い入れることも上質の天然海水塩ができる理由のひとつです。

クリスマス島MOVIE (撮影:新田 末広)

クリスマス島PHOTO (撮影:新田 末広)

クリスマス島海の塩 開発年表

1989年栗林領事、宇宙事業団宇宙港の候補地としてクリスマス島を全面調査(パシフィック・コンサルタント)、その時に全く偶然にも廃塩になっていた塩田を発見。
1994年煙草産業より特別許可を得て13t輸入、それが初めての輸入塩。
1998年栗林領事主催、クリスマス島ツアー。
1999年塩の販売を手伝うよう依頼と共に名誉総領事館顧問を拝命。
12月新丸ビル、名誉総領事館閉鎖し、青山の南洋貿易㈱内に移転。
2001年エルニーニョによる塩の生産0。
領事より「クリスマス島海の塩は私の命、何としても残したい」と依頼される。
2002年トレーによる生産テスト、できることの確認が取れた。
2003年ライン&フェニックス諸島資源開発局 契約
コスモ石油の協力を得てトレー100枚設置。
20~30tの計画だったが、約2,7tトレーで生産。
2004年㈱ヘルスガイドの南出社長の協力を得る。トレーによる生産約3t輸入。
2005年宇宙事業団宇宙港プロジェクト撤退。
領事より「塩田を残したい」との強い要望が再度あり、3月 クリスマス島へ(萩原、南出、吉本)、現地に吉本派遣。トレーによる生産、約6t輸入。生産技術改良しトレー80枚増やす。 11月 国内販売権(テワ)取得。
2006年天候に恵まれ、技術の改良も進み61t生産(池とトレー)輸入。 30~50tの生産可能の確認が得られる。
本格的な営業に取り組む。
2007年3月 ライン&フェニックス諸島資源開発局 領事契約
2008年3月 約70t輸入
2009年塩の持つ特質をもとにクリスマス島海の塩由来の色々な商品を開発

クリスマス島の塩事業の成り立ち

クリスマス島塩田との出会い

60歳代の半ばに縁あって、キリバス共和国クリスマス島において小規模な塩田事業に携わることになりました。 当時、日本では高血圧症の人が多く、その主な原因は食生活の中で塩分の取り過ぎであると結論付けられていました。その後、特に国で製造された化学塩、Naclが高血圧の原因とされ、海からの自然塩ならと注目を集めました。 透明度の高いクリスマス島の海水を塩田に引き込み、強烈な太陽光と絶え間なく吹く風だけで水晶のような塩の結晶ができます。ミネラルをたっぷり含んだ純粋な海の塩です。

お買い上げ下さるお客様は、みな健康に関心を持ち医療に明るい(詳しい、蘊蓄のある)方の多いことに驚きました。ユザーのお話を伺ううちに私自身も健康に関心を持つようになり、食生活の中で全てクリスマス島海の塩を使用することにしました。味噌を作り、料理はみなこの塩に切り替えました。高血圧症だった私が、いつの間にか血圧が下がったのです。改めてオーガニックの価値を知りました。

塩田事業の始まり

60歳代の半ばに縁あって、キリバス共和国クリスマス島において小規模な塩田事業に携わることになりました。キリバス共和国としては、全国土面積の二分の一の広さを持つクリスマス島をこのままほっておくわけには行けない、1987年、キリバス共和国の政府は、この島にできるだけ多くの人口を吸収できる産業が育つことを望んでおり、栗林徳五郎名誉総領事にこの計画立案を要請依頼した。当初の計画は下記のとおりである。

沿岸漁業、マグロ、カツオ漁業、農産物供給事業、観光事業、海藻養殖事業、ココヤシ栽培事業等、こうそうははいろいろあったが、多くの島民をクリスマス島に移住されるに足る決定的なものはなかった。そんな中、栗林名誉総領事の発案により、クリスマス島に日本の宇宙センター設立の構想が発表され、宇宙事業団の宇宙港の候補地となった。

栗林名誉総領事は「これぞ正にクリスマス島のあるべき姿」と思い、島を探索して歩いたこの時、偶然に閉鎖されていた塩田を見つけた。以前、国際援助機関が後進国の産業発展の一環として、その塩は作られたものである。

 純白に輝く塩田に出会った栗林名誉総領事は「大変な感銘を受けた」と話しておられた。最良な環境で、太陽と風だけで水晶のように結晶する天然塩を何としても日本に持ち帰り、化学塩のみで生活する日本人のために届けたいと思いキリバス政府と交渉し、1994年、煙草産業より特別許可を得て、13t日本に輸入したのが塩事業に始まりである。

初めてのクリスマス島

 当初は、栗林名誉総領事の深い思い入れにも拘らずビジネスとして成り立つ状況ではなかったようである。1998年、栗林名誉総領事主催のクリスマス島ツアーが行われ、私も領事館で純白に輝く水晶のような塩が塩田に広がっていると聞き、是非とも確かめたいという好奇心で参加したのです。

 塩田は50m四方ほどにサンゴ礁の岩盤を掘って作ったプールにポンプで海水を引き込みます。何面かのプールを通り、強烈な太陽と風の力だけで次第に塩分濃度を上げ、最後に結晶プールに導き結晶させます。 

 塩田の周りは人工的な汚染は勿論、自然環境による海鳥等の動物による汚染もありません。塩田周辺の塩分濃度が強いため、魚も鳥も来ることが無いのです。よくもこんなに清潔な環境に塩田を作ったものだと感心するばかりです。

 帰国後、栗林名誉総領事より「何とか塩の事業を手伝ってくれないか」との要請があり全面的に引き受けることにしました。販売価格を統一し、当時は対抗商品もなくスムースに販売ルートが広がりましたが、2001年、エルニーニョによる異常気象で雨が降り生産がストップしました。

萩原足穂

天候との闘いと試行錯誤

 クリスマス島海の塩には雨の降らない3ヶ月が必要なのです。結晶が溶けてしまうからです。塩の国内在庫もわずかとなり、折角よい取引先もでき、ファンもついてきてくれた矢先のこと、クリスマス島海の塩を絶やすわけにはいきません。

 試行錯誤の結果、トレーによる塩づくりに成功しました。金魚すくいに用いられるような大きなトレーを、コスモ石油の協力を得て100枚、塩田に届けたのです。塩田で濃くなった塩を柄杓でトレーに移し、雨が降ればトラックシートで被い雨をよけます。3ヶ月で見事な塩ができました。

20年あまりクリスマス島海の塩づくり、販売に携わってきて、私の思うことは塩田も畑であり、手塩にかけることで良い塩が生まれるものと信じています。また、大自然の恵みともいえるこの塩に学ぶことは多くありました。

極めて健康に良いこと、ピュアな塩は決して人に害を与えません。ミネラルをたっぷり含んだ自然塩は身体に抵抗力をつけ、夏は熱中症、冬は風邪の予防といった強い体力づくりに寄与します。是非この機会にお試しください。

テワコーポレイション株式会社
代表取締役 萩原足穂